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2.PMS-C制度の概要

2-1 PMS-C制度の位置づけ

 

 個人情報の保護に関しては、平成17年4月1日から個人情報保護法が全面的に施行され、個人
情報を取扱う事業者は、この法律を遵守することが求められます。PMS-Cマーク付与適格決定を
受けた事業者は、個人情報保護法はもとより各省庁が定める個人情報に関するガイドライン、地方
自治体の個人情報保護条例にも適合して取り組む必要があります。
 事業者にとっては法令の遵守
だけでなく、自主的に個人情報保護レベル向上に向けた体制の確立と運用をアピールする道具と
しても活用できます。

 

 

2-2 PMS-C制度の特長

 

 PMS-C制度は、「第三者認証制度」形式を採用し、この認証基準となる「要求事項」に適合した
事業者であることを評価し、認証します。この「要求事項」は、個人情報保護法の“必須事項”や
大阪府の個人情報保護条例に則して、プライバシーマーク認証制度プロセスのフレームワークに
準じたシステム構築・運用を要件としています。
 実施にあたっては、企業・団体の規模や特性を
考慮し、取り組み易さを重視した制度とし、制度体系をレベル1、レベル2の2段階方式とすること
で、企業・団体の成熟度に応じたステップアップが可能な制度です。

 

 

2-3 PMS-C制度の体系

 

 制度体系をレベル1、レベル2の2段階方式としています。


 
レベル1
個人情報の取扱いの基本的な事項を修得することを目標とし、初めて取り組む企業・団体向けに設定しています。個人情報保護方針の策定、個人情報の特定、個人情報保護管理体制の確立、従業者教育の実施を条件に認証します。

 
レベル2
本格的に個人情報の適正な取扱いを目指す企業・団体向けに設定しています。PMS-Cの継続的なPDCAが確立できていることを審査して認証します。将来、さらにプライバシーマーク取得にステップアップするベースにもなります。

 

 

2-4 PMS-C制度の内容

 

 PMS-C制度の運営組織、対象事業者、認証の種類と有効期間、認定証、専門員、審査方法に
ついて概略を説明します。

運営組織特定非営利活動法人 北大阪経営支援マスターズ
   (民間認定団体)
対象事業者国内に活動拠点を持つ小規模企業・団体等
認証の種類PMS-Cレベル1(L1):
 個人情報の適正な取り扱いに取り組みはじめた段階の事業者
PMS-Cレベル2(L2):
 本格的に個人情報の適正な取り扱いが実践可能な段階の事業者
 (レベル2を継続することにより、プライバシーマーク取得
   にも挑戦可能)
認証の有効期間有効期間は2年間です。
以降はL2のみ2年ごとに更新を行うことができます。
なお、更新申請は、有効期間の終了する6ヶ月前から3ヶ月前までの間に行う必要があります。
認定証の発行各企業・団体単位に認定証を発行します。
PMS-Cの普及・構築支援・審査等を行う専門員には、個人単位に認定証を発行します。
専門員
(普及員、指導員、
 
審査員等)
民間認定団体が、別途定める基準により認定します。
公的資格や実務経験、及び所定の研修を受講した専門員、または民間認定団体が推薦する者を認定します。
審査方法書類審査、現地審査にて認証適格性審査を行います。
 
 

 

2-5 専門員の資格

 

 PMS-Cの普及、構築、認証適格性の審査に関わることができる専門員の資格基準を下記の通り定めています。

 

普及員

指導員

審査員

公的資格公的資格の保有は
不問

個人情報保護士、
又はこれに準じる資格保有者
(*1)

プライバシーマーク審査員(補)、ISMS審査員(補)、システム監査技術者の何れかの資格保有者
(*2)
関連業務経験講習会などで講師の経験最低1年以上の個人情報保護の実務経験

同 左

必須研修PMS-C普及員養成講座PMS-C指導員養成講座

PMS-C審査員養成講座

更新基準2年に1回以上、PMS-C普及・指導・審査員養成フォロー講座受講(毎年受講が基本)


同 左


同 左

主な役割L1構築を指導・助言、構築推進

L2構築を指導・助言、構築推進

認証適格性審査(書類審査、現地審査)
(*3)

【補足事項】 

(*1)情報セキュリティスペシャリスト、情報セキュリティ管理士、企業情報管理士、
    個人情報保護法スペシャリストの何れかの資格保有者
(*2)公的資格保有経験者を含む
     公的資格要件を満たさない場合は、指導員公的資格要件に加え、プライバシーマーク
     若しくはISMSの受審を主体的に推進した経験者
(*3)審査員のうち
     審査チームのリーダーとして審査を指揮する者を主任審査員、
     主任審査員の指導及び監督のもとで審査に参加する者を審査員補とし、
     審査員補は指導員と同等の資格保有者から任命する。
(*4)上位の資格保有者は、下位の資格を包含する。
     ・審査員資格保有者は、指導員・普及員の資格を包含
     ・指導員資格保有者は、普及員の資格を包含